自分の核って何だろう。
私は何に向いてるんだろう。
これからどこへ向かえばいいんだろう。
自分がワクワクすることってなんだろう。
美しいものや可愛いものを目にしたとき。
新しいものやこと、ひとにであったとき。
既存概念を打ち破るような考え方にであったとき。
自分が目標に向かってがんばれているとき。
なりたい自分に近づくためにがんばれているとき。
自分の中から溢れる想いを絵や文字で表現するとき。
誰かと感動を分かち合えたとき。
だれかの笑顔に触れたとき。
だれかの想いの核に触れたとき。
だれかの願いの核に触れたとき。
先日、パッと目に入ってきた本が、今の私にドンピシャだった。小説とかではなく、絵本なんだけれど、忘れてた大切なものを思い出させてくれた。
- 作者: ヨシタケシンスケ,伊藤亜紗
- 出版社/メーカー: アリス館
- 発売日: 2018/07/12
- メディア: ハードカバー
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「見えるとか見えないとか」
主人公は地球人。いろんな惑星を旅して、地球での当たり前が当たり前じゃないと学ぶ。とある星では、目は3つあって、後ろが見えるのが当たり前。後ろが見えない地球人の主人公は、その惑星ではマイノリティ。気を使われたり、後ろ指さされたり、からかわれたり。しかし惑星人の中には後ろが見えず、思いを共有できるものもいた。そして出会った、盲目の惑星人。彼は全く見えないが、見えないがゆえの世界を知っていた。
見えないからこそ、見える世界がある。ならば、聞こえないからこそ、聞き取りにくいからこそ、聞き間違いだらけだからこそ、聞こえてくる世界もある。きっと。
当たり前は当たり前ではない。
誰かにとっての常識は誰かにとっての非常識だ。中には本人そっちのけで差別だなんだと騒ぎ立てて自分を正義の味方だと信じて疑わない人たち。その行為が、逆に溝を広げていることも知らずに。
マイノリティにある人や、友人・親族にマイノリティがいれば、変に気を遣われたり、後ろ指さされたり、距離を置かれたり。気づかないように、考えないようにしていても、気づいてしまう。考えてしまう。なんども挫けそうになるけれど、もしかしたらそんな風に考えてしまう自分が、一番自分を貶めてきたのかもしれない。
読んでくださって、ありがとうございます。